本ブログをお読みいただきありがとうございます。
サラリーマンの筋太郎です。
今回も日経平均株価の相場分析です。
昨日の日経平均株価は微増して21702.45円で取引を終えました。
毎日繰り返しですが、ここで何か悪いサプライズがあれば大きく下げることがあることを忘れずに。
日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近はほぼ横合いの21660円で引けています。
昨晩の欧米市場は?
米国市場
米国株式市場は独立記念日のため休場。
休場の翌日の日経平均株価は値動きが限定的になることが多いです。これは市場参加者が米国に多いまたは米国株と連動して日本株を売買していることが原因です。
欧州株式市場
ロンドン株式市場
5営業日ぶりに小反落して終了。鉱山株が主要指数を押し下げました。配当落ちとなった航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社IAGや米飲料大手コカ・コーラのボトラーであるコカコーラ・ヘレニックも下落しました。 この日は米市場が独立記念日の祝日で休場のため、一部投資家は取引を手控えました。ある市場関係者は欧州市場の動きが鈍かったことについて、「この数カ月間、相場がいかに米国に影響されていたかを示している」と指摘しました。[4日 ロイター]
欧州株式市場
1年強ぶりの高値で引けました。イタリアが欧州連合(EU)の是正手続きを回避したことを受け、同国株が急伸しました。主要中銀の金融緩和観測も広がり、追い風となりました。STOXX欧州600種は6営業日続伸しました。欧州中央銀行(ECB)総裁に指名されたラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事が、ハト派姿勢を維持するという楽観的な見方が背景。借り入れコストの低下予想を受け、欧州株は5月の下落局面から持ち直し、STOXX欧州600種は年初から16%強上昇しています。[4日 ロイター]
PERから見る日経平均株価の適切な水準は?
PERとは株価収益率を表します。
私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。
その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。
実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されています。
次に、PERはEPSとセットで考えます。
EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。
株価=EPS×PERです。
昨日の日経平均株価のPERはとEPSは
- PER: 12.17 倍
- EPS: 1,783.27 円
でした。
EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。
それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。
さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。
- PER13倍: 23182.51 円 →上値メド
- PER12倍: 21399.24 円 →妥当な水準の中心
- PER11倍: 19615.97 円 →下値メド
ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?
25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。
このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。
7/4を含め25日間の日経平均株価の終値は
- 2019/7/4 21,702.45
- 2019/7/3 21,638.16
- 2019/7/2 21,754.27
- 2019/7/1 21,729.97
- 2019/6/28 21,275.92
- 2019/6/27 21,338.17
- 2019/6/26 21,086.59
- 2019/6/25 21,193.81
- 2019/6/24 21,285.99
- 2019/6/21 21,258.64
- 2019/6/20 21,462.86
- 2019/6/19 21,333.87
- 2019/6/18 20,972.71
- 2019/6/17 21,124.00
- 2019/6/14 21,116.89
- 2019/6/13 21,032.00
- 2019/6/12 21,129.72
- 2019/6/11 21,204.28
- 2019/6/10 21,134.42
- 2019/6/7 20,884.71
- 2019/6/6 20,774.04
- 2019/6/5 20,776.10
- 2019/6/4 20,408.54
- 2019/6/3 20,410.88
- 2019/5/31 20,601.19
です。
ここから25SMAと標準偏差を求めます。
- 25SMA 21,145.21 円
- σ 361.28 円
以上を用いて-3σ~+3σを求めます。
25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。
- +3σ : 22229.06 円
- +2σ : 21867.77 円
- +1σ : 21506.49 円
- 25SMA : 21145.21 円
- -1σ : 20783.92 円
- -2σ : 20422.64 円
- -3σ : 20061.36 円
ボリンジャーバンド水準で見ると7/4は+1σ:21506円を超えて終値をつけています。
7/4のナイトセッションでも+1σを維持して引けています。
しばらくはボリンジャーバンドの25SMAと+2σの間で動くかもしれないですね。
まとめ
- 23183円:PER水準で見た場合→PER13倍
- 21868円:ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
- 21506円:ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
- 21399円:PER水準で見た場合→PER12倍
- 21145円:ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
相場の予測はできません。
しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。
異常な安値はいずれ修正され上がります。
異常な高値はいずれ修正され下がります。
この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。
そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。
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