本ブログをお読みいただきありがとうございます。
サラリーマンの筋太郎です。
今回も日経平均株価の相場分析です。
昨日の日経平均株価は下落して21534.35円で取引を終えました。
今週はSQ週なので注意が必要です。詳しくは【2019.6.12】日経平均株価はいつまで上がる?あのイベントに注意。【初心者向け】に書きましたので省略します。
毎日繰り返しですが、ここで何か悪いサプライズがあれば大きく下げることがあることを忘れずに。
日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は上昇して21590円で引けています。
昨晩の欧米市場は?
米国市場
米国株式市場は下落して取引を終えました。証券会社の投資判断引き下げを受け、米アップルが値下がりした。投資家は引き続き米連邦準備理事会(FRB)による7月利下げの可能性を探っています。 [ニューヨーク 8日 ロイター]
欧州株式市場
ロンドン株式市場
続落して取引を終えました。前週末発表された好調な米雇用統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な利下げへの期待が後退したことが引き続き重しになりました。
CMCマーケッツのアナリスト、デービッド・マデン氏は「通常は好調な雇用統計で市場心理が好転するものだが、これまでの株高はFRBによる今月の利下げ期待が買い材料だったため、株式は今日、幅広く売られた」と述べました。[8日 ロイター]
欧州株式市場
小幅に続落して取引を終えました。大規模な事業再編計画を発表したドイツ銀行が売られました。米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げへの期待が後退したことも相場の重しとなりました。ドイツ銀行は金融危機以来最大規模の事業再編計画を発表し、いったん上昇したものの、5.4%の下落で終えた。74億ユーロ(83億ドル)の改革の一環で1万8000人の人員削減を実施します。事業再編を進める中で、通期では再び赤字になるといいます。[8日 ロイター]
PERから見る日経平均株価の適切な水準は?
PERとは株価収益率を表します。
私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。
その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。
実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されています。
次に、PERはEPSとセットで考えます。
EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。
株価=EPS×PERです。
昨日の日経平均株価のPERはとEPSは
- PER: 12.09 倍
- EPS: 1,781.17 円
でした。
EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。
それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。
さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。
- PER13倍: 23155.21 円 →上値メド
- PER12倍: 21374.04 円 →妥当な水準の中心
- PER11倍: 19592.87 円 →下値メド
ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?
25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。
このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。
7/8を含め25日間の日経平均株価の終値は
- 2019/7/8 21,534.35
- 2019/7/5 21,746.38
- 2019/7/4 21,702.45
- 2019/7/3 21,638.16
- 2019/7/2 21,754.27
- 2019/7/1 21,729.97
- 2019/6/28 21,275.92
- 2019/6/27 21,338.17
- 2019/6/26 21,086.59
- 2019/6/25 21,193.81
- 2019/6/24 21,285.99
- 2019/6/21 21,258.64
- 2019/6/20 21,462.86
- 2019/6/19 21,333.87
- 2019/6/18 20,972.71
- 2019/6/17 21,124.00
- 2019/6/14 21,116.89
- 2019/6/13 21,032.00
- 2019/6/12 21,129.72
- 2019/6/11 21,204.28
- 2019/6/10 21,134.42
- 2019/6/7 20,884.71
- 2019/6/6 20,774.04
- 2019/6/5 20,776.10
- 2019/6/4 20,408.54
です。
ここから25SMAと標準偏差を求めます。
- 25SMA 21,235.95 円
- σ 330.75 円
以上を用いて-3σ~+3σを求めます。
25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。
- +3σ : 22228.21 円
- +2σ : 21897.46 円
- +1σ : 21566.7 円
- 25SMA : 21,235.95 円
- -1σ : 20905.2 円
- -2σ : 20574.45 円
- -3σ : 20243.7 円
ボリンジャーバンド水準で見ると7/8は+1σ:21567円の少し下で終値をつけています。
7/6のナイトセッションでは21590円のため+1σ付近で引けています。
まとめ
- 23155円:PER水準で見た場合→PER13倍
- 22228円:ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
- 21897円:ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
- 21567円:ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
- 21374円:PER水準で見た場合→PER12倍
相場の予測はできません。
しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。
異常な安値はいずれ修正され上がります。
異常な高値はいずれ修正され下がります。
この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。
そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。
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MT4とは何か?そのメリットは何か?始め方はどうするかについて以前の記事で説明していきます。
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