【2019.8.28】昨日日中は反発、ナイトは横這い。日経平均【初心者向け】


本ブログをお読みいただきありがとうございます。

サラリーマンの筋太郎です。

今回も日経平均株価の相場分析です。

前営業日の日経平均株価は反発。20456.08円で取引を終えました。

しかし、日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は横這い20410円で引けています。


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昨晩の欧米市場は?

米国市場

 米国株式市場は下落。ダウ平均株価は120ドル値下がりして取引を終えました。長短金利の逆転が進行する中、景気後退(リセッション)懸念が深まり、金融株などに売りが出ました。米中通商協議を巡る不透明感も根強かったです。[ニューヨーク 27日 ロイター]

欧州株式市場

ロンドン市場

 続落して取引を終えました。英野党が合意なき欧州連合(EU)離脱を阻止すると表明したことでポンドが上昇し、輸出銘柄の重しとなりました。英野党の議員らが10月末に合意なきEU離脱となることを阻止するための法案を通す意向を示したことでポンドが上昇し、国内銘柄が多い中型株で構成するFTSE250種は0.52%上昇しました。[27日 ロイター]

欧州市場

 反落して取引を終えました。まちまちな経済指標や米利下げを巡る不透明感を嫌気しました。ポンド高でロンドン株が下げた。8月のユーロ圏の購買担当者景気指数が小幅に上昇した一方で、日本や米国の製造業指標が悪化し、世界経済の現状に疑問符がつきました。ドイツの中央銀行が現時点では財政による景気刺激策は必要ないと述べたことも市場心理を暗くしました。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長による23日の講演で利下げへの考え方を見極めたいとする姿勢も出ました。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の協定案で争点になっているアイルランド国境問題を巡り、ドイツのメルケル首相が10月末の期限までに解決策が見つかるかもしれないと述べたことでポンドが上昇。輸出関連銘柄が多いロンドン市場が値下がりしました。[27日 ロイター]

PERから見る日経平均株価の適切な水準は?

PERとは株価収益率を表します。

私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。

その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。

実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。

次に、PERはEPSとセットで考えます。

EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。

株価=EPS×PERです。

昨日の日経平均株価のPERとEPSは

  • PER: 11.56998467 倍
  • EPS: 1,768.03 円

でした。

EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。

それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。

さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。

  • PER13倍: 22984.39 円 →上値メド
  • PER12倍: 21216.36 円 →妥当な水準の中心
  • PER11倍: 19448.33 円 →下値メド

ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?

25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。

このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。

8/27を含め25日間の日経平均株価の終値は

  • 2019/8/27 20,456.08
  • 2019/8/26 20,261.04
  • 2019/8/23 20,710.91
  • 2019/8/22 20,628.01
  • 2019/8/21 20,618.57
  • 2019/8/20 20,677.22
  • 2019/8/19 20,563.16
  • 2019/8/16 20,418.81
  • 2019/8/15 20,405.65
  • 2019/8/14 20,655.13
  • 2019/8/13 20,455.44
  • 2019/8/9 20,684.82
  • 2019/8/8 20,593.35
  • 2019/8/7 20,516.56
  • 2019/8/6 20,585.31
  • 2019/8/5 20,720.29
  • 2019/8/2 21,087.16
  • 2019/8/1 21,540.99
  • 2019/7/31 21,521.53
  • 2019/7/29 21,616.80
  • 2019/7/26 21,658.15
  • 2019/7/25 21,756.55
  • 2019/7/24 21,709.57
  • 2019/7/23 21,620.88
  • 2019/7/22 21,416.79
  • 2019/7/19 21,466.99

です。

ここから25SMAと標準偏差を求めます。

  • 25SMA: 20,915.15 円
  • σ: 498.01 円

以上を用いて-3σ~+3σを求めます。

25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。

  • +3σ : 22409.19 円
  • +2σ : 21911.18 円
  • +1σ : 21413.16 円
  • 25SMA : 20,915.15 円
  • -1σ : 20417.14 円
  • -2σ : 19919.12 円
  • -3σ : 19421.11 円

ボリンジャーバンド水準で見ると8/26は-1σ:20417円の上で終値をつけています。

8/28のナイトセッションでは20410円のため-1σの下にいます。

まとめ

  • 21216 円 :PER水準で見た場合→PER13倍
  • 22409 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
  • 21911 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
  • 21413 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
  • 21216 円 :PER水準で見た場合→PER12倍
  • 20915 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
  • 20417 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ
  • 19919 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ
  • 19421 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ
  • 19448 円 :PER水準で見た場合→PER11倍

米中対立が再び激化すればPER11倍を割り込む可能性すらあります。

世界が穏やかになればPER12倍まで戻す可能性があります。

ボリンジャーバンドの節目は一時的な折り返しの目安になります。

PERの節目は折り返しの目安として使用します。

相場の予測はできません。

しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。

異常な安値はいずれ修正され上がります。

異常な高値はいずれ修正され下がります。

この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。

そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。

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