【2019.8.23】パウエル議長が23日にジャクソンホールで行う講演に注目!日経平均株価【初心者向け】


本ブログをお読みいただきありがとうございます。

サラリーマンの筋太郎です。

今回も日経平均株価の相場分析です。

前営業日の日経平均株価は横這い。20628.01円で取引を終えました。

しかし、日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近も横ばいで20610円で引けています。


6A8374F4-4B9B-42B9-8570-A8C8A4177199.jpeg




昨晩の欧米市場は?

米国市場

 米国株式市場はほぼ横ばいで終了しました。朝方発表された米経済指標が強弱入り混じる内容となる中、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が23日にジャクソンホールで行う講演に注目が集まっています。[ニューヨーク 22日 ロイター]

欧州株式市場

ロンドン市場

 反落して取引を終えました。米国の大幅利下げへの期待が後退したほか、ポンド高を嫌気して輸出関連株が売られました。欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の協定案で争点のアイルランド国境問題を巡り、ドイツのメルケル首相が解決に前向きな姿勢を示したことでポンドが上昇しました。収益の多くをドルで稼ぐ酒造大手のディアジオや英日用品のユニリーバといった国際銘柄が売られました。米連邦準備理事会(FRB)が前日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、利下げを巡り内部の意見が大きく割れていたことが明らかになりました。多くの投資家は米中貿易摩擦による打撃をFRBが和らげることを期待しています。[22日 ロイター]

欧州市場

 反落して取引を終えました。まちまちな経済指標や米利下げを巡る不透明感を嫌気しました。ポンド高でロンドン株が下げました。8月のユーロ圏の購買担当者景気指数が小幅に上昇した一方で、日本や米国の製造業指標が悪化し、世界経済の現状に疑問符がつきました。ドイツの中央銀行が現時点では財政による景気刺激策は必要ないと述べたことも市場心理を暗くしました。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長による23日の講演で利下げへの考え方を見極めたいとする姿勢も出ています。[22日 ロイター]

PERから見る日経平均株価の適切な水準は?

PERとは株価収益率を表します。

私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。

その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。

実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。

次に、PERはEPSとセットで考えます。

EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。

株価=EPS×PERです。

昨日の日経平均株価のPERはとEPSは

  • PER: 11.6500305 倍
  • EPS: 1,770.64 円

でした。

EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。

それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。

さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。

  • PER13倍: 23018.32 円 →上値メド
  • PER12倍: 21247.68 円 →妥当な水準の中心
  • PER11倍: 19477.04 円 →下値メド

ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?

25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。

このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。

8/22を含め25日間の日経平均株価の終値は

  • 2019/8/22 20,628.01
  • 2019/8/21 20,618.57
  • 2019/8/20 20,677.22
  • 2019/8/19 20,563.16
  • 2019/8/16 20,418.81
  • 2019/8/15 20,405.65
  • 2019/8/14 20,655.13
  • 2019/8/13 20,455.44
  • 2019/8/9 20,684.82
  • 2019/8/8 20,593.35
  • 2019/8/7 20,516.56
  • 2019/8/6 20,585.31
  • 2019/8/5 20,720.29
  • 2019/8/2 21,087.16
  • 2019/8/1 21,540.99
  • 2019/7/31 21,521.53
  • 2019/7/29 21,616.80
  • 2019/7/26 21,658.15
  • 2019/7/25 21,756.55
  • 2019/7/24 21,709.57
  • 2019/7/23 21,620.88
  • 2019/7/22 21,416.79
  • 2019/7/19 21,466.99
  • 2019/7/18 21,046.24
  • 2019/7/17 21,469.18

です。

ここから25SMAと標準偏差を求めます。

  • 25SMA 21,017.33 円
  • σ 485.30 円

以上を用いて-3σ~+3σを求めます。

25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。

  • +3σ : 22473.21 円
  • +2σ : 21987.92 円
  • +1σ : 21502.62 円
  • 25SMA : 21,017.33 円
  • -1σ : 20532.03 円
  • -2σ : 20046.74 円
  • -3σ : 19561.44 円

ボリンジャーバンド水準で見ると8/22は-1σ:20503円の上で終値をつけています。

8/23のナイトセッションでは20610円のため-1σと25SMAの間にいます。

まとめ

  • 21248 円 :PER水準で見た場合→PER13倍
  • 22473 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
  • 21988 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
  • 21503 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
  • 21248 円 :PER水準で見た場合→PER12倍
  • 21017 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
  • 20532 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ
  • 20047 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ
  • 19561 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ
  • 19477 円 :PER水準で見た場合→PER11倍

米中対立が再び激化すればPER11倍を割り込む可能性すらあります。

世界が穏やかになればPER12倍まで戻す可能性があります。

ボリンジャーバンドの節目は一時的な折り返しの目安になります。

PERの節目は折り返しの目安として使用します。

相場の予測はできません。

しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。

異常な安値はいずれ修正され上がります。

異常な高値はいずれ修正され下がります。

この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。

そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。

自動売買の開始方法

 日経平均株価ではなく、FXでトレードしたい方向けにFXで自動売買を始める方法について説明しています。

 私はFXの自動売買をMT4(メタトレーダー4)というソフトを用いて行っています。

 MT4とは何か?そのメリットは何か?始め方はどうするかについて以前の記事で説明していきます。

【保存版】FXで自動売買を開始する方法【初心者向け】

投資を始めてみたいけどお金が・・・という方へ

投資を始めるには資金が必要です。

しかし日々の生活費から根出することは絶対にやめましょう。

あくまで余剰資金で行うべきです。

誰でもできる資金調達方法をまとめました。

相場分析とは異なる内容なので別ブログを作成しています。

詳しくは→初心者でも稼げるアフィリエイト!目指せ月10万円!!

参考書籍

ゾーン 相場心理学入門 (ウィザードブックシリーズ) [ マーク・ダグラス ]

あわせて読みたい

※本ブログは筆者が学んだ相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。