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サラリーマンの筋太郎です。
今回も日経平均株価の相場分析です。
前週末の日経平均株価は上昇しての21,685.90円で取引を終えました。
日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は微減で21590円で引けています。
昨晩の欧米市場は?
米国市場
米金融・債券市場では、長期債利回りが低下しました。米経済の堅調さを見極める次の指標として、16日発表の小売売上高が注目されています。過去1週間で米イールドカーブはスティープ化しました。米経済に対する見通しが改善したことで長期債利回りが上昇したためです。今月発表された6月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が大幅に回復。6月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が前月比0.3%上昇し、2018年1月以来1年5カ月ぶりの大幅な伸びとなりました。[ニューヨーク 15日 ロイター]
欧州株式市場
ロンドン株式市場
反発して取引を終えました。中国の統計を受け、世界経済の鈍化懸念が後退しました。中国の6月の鉱工業生産や小売統計は市場予想を上回りました。一方、第2・四半期の国内総生産(GDP)は27年ぶりの低い伸びでした。FTSE350種鉱業株指数は1.20%上昇しました。鉱業株は、世界2位の経済規模を誇り、世界最大の金属消費国である中国へのエクスポージャーが高いです。[15日 ロイター]
欧州株式市場
上昇して取引を終えました。欧州中央銀行(ECB)が緩和策に着手するとの期待と、好調な中国の統計が買い材料となりました。ドイツ経済省は月報で、企業の活動は低迷しており、最近のデータはサービス業の成長鈍化を示すと指摘。これを踏まえ、第2・四半期の経済は総じて弱いトレンドだったとの見解を示しました。ただドイツのクセトラDAX指数は0.52%上昇。景気鈍化を理由にECBが翌週の会合でさらなる緩和策を発表するとの期待が広がりました。[15日 ロイター]
PERから見る日経平均株価の適切な水準は?
PERとは株価収益率を表します。
私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。
その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。
実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されています。
次に、PERはEPSとセットで考えます。
EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。
株価=EPS×PERです。
昨日の日経平均株価のPERはとEPSは
- PER: 12.11997071 倍
- EPS: 1,789.27 円
でした。
EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。
それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。
さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。
- PER13倍: 23260.51 円 →上値メド
- PER12倍: 21471.24 円 →妥当な水準の中心
- PER11倍: 19681.97 円 →下値メド
ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?
25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。
このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。
7/12を含め25日間の日経平均株価の終値は
- 2019/7/12 21,685.90
- 2019/7/11 21,643.53
- 2019/7/10 21,533.48
- 2019/7/9 21,565.15
- 2019/7/8 21,534.35
- 2019/7/5 21,746.38
- 2019/7/4 21,702.45
- 2019/7/3 21,638.16
- 2019/7/2 21,754.27
- 2019/7/1 21,729.97
- 2019/6/28 21,275.92
- 2019/6/27 21,338.17
- 2019/6/26 21,086.59
- 2019/6/25 21,193.81
- 2019/6/24 21,285.99
- 2019/6/21 21,258.64
- 2019/6/20 21,462.86
- 2019/6/19 21,333.87
- 2019/6/18 20,972.71
- 2019/6/17 21,124.00
- 2019/6/14 21,116.89
- 2019/6/13 21,032.00
- 2019/6/12 21,129.72
- 2019/6/11 21,204.28
- 2019/6/10 21,134.42
です。
ここから25SMAと標準偏差を求めます。
- 25SMA 21,379.34 円
- σ 249.28 円
以上を用いて-3σ~+3σを求めます。
25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。
- +3σ : 22127.19 円
- +2σ : 21877.91 円
- +1σ : 21628.62 円
- 25SMA : 21,379.34 円
- -1σ : 21130.06 円
- -2σ : 20880.77 円
- -3σ : 20631.49 円
ボリンジャーバンド水準で見ると7/12は+1σ:21628円の上で終値をつけています。
7/6のナイトセッションでは21590円のためほぼ+1σです。
まとめ
- 23261円:PER水準で見た場合→PER13倍
- 22127円:ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
- 21878円:ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
- 21629円:ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
- 21471円:PER水準で見た場合→PER12倍
相場の予測はできません。
しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。
異常な安値はいずれ修正され上がります。
異常な高値はいずれ修正され下がります。
この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。
そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。
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