【2019.6.19】なぜ今日は上昇する見込みが高いのか?【初心者向け】


本ブログをお読みいただきありがとうございます。

サラリーマンの筋太郎です。

今回も日経平均株価の相場分析です。

昨日の日経平均株価は反発して20972.71円で取引を終えました。

日経225先物ナイトセッションでは21200円付近で引けています。

米国市場では大幅反発をしました。

これで日経平均株価の上昇する見込みが高いです。

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昨晩の米国市場は?

 米国株式市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる中、上昇して終了した。連邦準備理事会(FRB)は18─19日のFOMCで年内の利下げに向けた地ならしを行うとの見方が大勢となっています。

 年内の米利下げに対する期待感の高まりに加え、米中通商協議再開を巡るトランプ米大統領の発言を受け、センチメントが改善しました。

 当面の注目は18─19日に開くFOMCで7月以降の利下げの可能性を示唆するかどうかです。また、米中貿易摩擦問題では、28─29日に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の際に米中が通商を巡る交渉を再開できるか注目されています。

FOMCとは?

 FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。日本では、「日銀金融政策決定会合」で金融政策を決定していますが、それに当たるものがFOMCです。
FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。その結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。

FOMCでは景気判断を行い、利下げや利上げを行います。現在は米中貿易摩擦などにより景気が後退基調を指名しています。そこで、FOMCが利下げを検討しています。今週のFOMCで今後の利下げが発表されるか注目です。

利下げは行われるとどうなる?

 利下げが行われると、ドルよりも他の通貨のほうが相対的に金利が高くなります。そのため、ドルを売り、他国の通貨、例えば円などを購入する人が増えます。また、債権を売り株を買う動きも強まります。そのため、利下げが決まれば株高効果になります。株高効果は米国株だけでなく日本株へも波及するため、日経平均株価を押し上げます。しかし、前述の通り円高効果も生むため、長期的に日経平均株価が株高を維持できるかは未知数です。また、アメリカが利下げを示唆しても円高があまり進行していません。その理由は日銀の黒田総裁が追加緩和を示唆する口先介入を繰り返し発言しているためです。

PERから見る日経平均株価の適切な水準は?

PERとは株価収益率を表します。

私はいつもPERの水準で判断しています。

その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。

実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されています。

次に、PERはEPSとセットで考えます。

EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。

株価=EPS×PERです。

昨日の日経平均株価のPERは11.78倍、EPSは1,780.37円でした。

EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。

それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。

さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。

  • PER13倍: 23144.81 円 →上値メド
  • PER12倍: 21364.44 円 →妥当な水準の中心
  • PER11倍: 19584.07 円 →下値メド

ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?

25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。

このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。

6/18を含め25日間の日経平均株価の終値は

  • 2019/6/18 20,972.71
  • 2019/6/17 21,124.00
  • 2019/6/14 21,116.89
  • 2019/6/13 21,032.00
  • 2019/6/12 21,129.72
  • 2019/6/11 21,204.28
  • 2019/6/10 21,134.42
  • 2019/6/7 20,884.71
  • 2019/6/6 20,774.04
  • 2019/6/5 20,776.10
  • 2019/6/4 20,408.54
  • 2019/6/3 20,410.88
  • 2019/5/31 20,601.19
  • 2019/5/30 20942.53
  • 2019/5/29 21003.37
  • 2019/5/28 21260.14
  • 2019/5/27 21182.58
  • 2019/5/24 21117.22
  • 2019/5/23 21151.14
  • 2019/5/22 21283.37
  • 2019/5/21 21272.45
  • 2019/5/20 21301.73
  • 2019/5/17 21250.09
  • 2019/5/16 21062.98
  • 2019/5/15 21188.56

です。

ここから25SMAと標準偏差を求めます。

  • 25SMA 21,023.43 円
  • σ 249.21 円

以上を用いて-3σ~+3σを求めます。

25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。

  • +3σ : 21771.06 円
  • +2σ : 21521.85 円
  • +1σ : 21272.64 円
  • 25SMA : 21023.43 円
  • -1σ : 20774.21 円
  • -2σ : 20525 円
  • -3σ : 20275.79 円

ボリンジャーバンド水準で見ると6/18は25SMA:21,023円を割って終値をつけています。

6/19のナイトセッションでも21200円付近で引けています。

6/19は+1σの21,272円を超えてどこまで上昇するかに注目です。

ただし、FOMCの結果を待っているため、動きは限定的になるでしょう。

まとめ

  • 今晩のFOMCに注目!?
  • 21364円:PER水準で見た場合→PER12倍
  • 21273円:ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
  • 21023円:25日移動平均線
  • 20774円:ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ

相場の予測はできません。

しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。

異常な安値はいずれ修正され上がります。

異常な高値はいずれ修正され下がります。

この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。

そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。

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