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サラリーマンの筋太郎です。
今回も日経平均株価の相場分析です。
前営業日の日経平均株価は上昇。22079.09円で取引を終えました。
日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は下落で27940円で引けています。
昨晩の欧米市場は?
米国市場
米国株式市場はほぼ横ばい。ダウ平均株価は14ドル高で引けた。経済指標が強弱まちまちとなる中、慎重な取引に終始した。アップルはしっかりとなった。
欧州株式市場
ロンドン市場
続落して取引を終えた。軟調なドイツの経済指標を受け国債利回りが低下し、銀行株の重しとなった。FTSE350種銀行株指数は0.98%低下した。9月のドイツ総合購買担当者景気指数(PMI)が6年超ぶりに好不況の分かれ目となる50を割り込んだことで英国の国債利回りが低下し、銀行株の重しとなった。[23日 ロイター]
欧州市場
反落して取引を終えた。軟調な9月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)を受け景気後退への不安が高まり、欧州中央銀行(ECB)がさらなる景気刺激策を導入することを示唆した。[23日 ロイター]
PERから見る日経平均株価の適切な水準は?
PERとは株価収益率を表します。
私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。
その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。
実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。
次に、PERはEPSとセットで考えます。
EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。
株価=EPS×PERです。
昨日の日経平均株価のPERとEPSは
- PER: 12.54002124 倍
- EPS: 1,760.69 円
- PER13倍: 22888.97 円 →上値メド
- PER12倍: 21128.28 円 →妥当な水準の中心
- PER11倍: 19367.59 円 →下値メド
- 2019/9/20 22,079.09
- 2019/9/19 22,044.45
- 2019/9/18 21,960.71
- 2019/9/17 22,001.32
- 2019/9/13 21,988.29
- 2019/9/12 21,759.61
- 2019/9/11 21,597.76
- 2019/9/10 21,392.10
- 2019/9/9 21,318.42
- 2019/9/6 21,199.57
- 2019/9/5 21,085.94
- 2019/9/4 20,649.14
- 2019/9/3 20,625.16
- 2019/9/2 20,620.19
- 2019/8/30 20,704.37
- 2019/8/29 20,460.93
- 2019/8/28 20,479.42
- 2019/8/27 20,456.08
- 2019/8/26 20,261.04
- 2019/8/23 20,710.91
- 2019/8/22 20,628.01
- 2019/8/21 20,618.57
- 2019/8/20 20,677.22
- 2019/8/19 20,563.16
- 2019/8/16 20,418.81
- 2019/8/15 20,405.65
- 2019/8/14 20,655.13
- 25SMA: 21,052.01 円
- σ: 607.48 円
- +3σ : 22874.44 円
- +2σ : 22266.96 円
- +1σ : 21659.49 円
- 25SMA : 21,052.01 円
- -1σ : 20444.53 円
- -2σ : 19837.06 円
- -3σ : 19229.58 円
- 22888.97 円 :PER水準で見た場合→PER13倍
- 22874 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
- 22267 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
- 21659 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
- 21128 円 :PER水準で見た場合→PER12倍
- 21052 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
- 20445 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ
- 19837 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ
- 19230 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ
- 19368 円 :PER水準で見た場合→PER11倍
でした。
EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。
それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。
さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。
ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?
25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。
このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。
9/20を含め25日間の日経平均株価の終値は
です。
ここから25SMAと標準偏差を求めます。
以上を用いて-3σ~+3σを求めます。
25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。
ボリンジャーバンド水準で見ると9/20は+2σ:22267円の下で終値をつけています。
9/23のナイトセッションでは21790円のため+2σの下にいます。
まとめ
米中対立が再び激化すればPER11倍を割り込む可能性すらあります。
世界が穏やかになればPER12倍まで戻す可能性があります。
ボリンジャーバンドの節目は一時的な折り返しの目安になります。
PERの節目は折り返しの目安として使用します。
相場の予測はできません。
しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。
異常な安値はいずれ修正され上がります。
異常な高値はいずれ修正され下がります。
この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。
そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。
参考書籍
ゾーン 相場心理学入門 (ウィザードブックシリーズ) [ マーク・ダグラス ]
※本ブログは筆者が学んだ相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。