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サラリーマンの筋太郎です。
今回も日経平均株価の相場分析です。
前営業日の日経平均株価は反落。21960.71円で取引を終えました。
日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は微増で21910円で引けています。
昨晩の欧米市場は?
米国市場
米国株式市場はほぼ変わらず。ダウ平均株価は36ドル高で引けた。米連邦準備理事会(FRB)はこの日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%利下げを決定する一方、今後の政策運営についてはまちまちのシグナルを発した。FOMC結果を受け市場では当初売りが出たものの、その後は買い戻しが入り下げ渋る展開となった。[ニューヨーク 18日 ロイター]
欧州株式市場
ロンドン市場
小幅に下落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策決定を前に様子見の姿勢が強い中、欧州ホームセンター大手キングフィッシャーが売られた。 キングフィッシャーは3.2%下落。フランス事業の不振で調整後利益が減少したことが嫌気された。 肥料開発のシリウス・ミネラルズは5.4%下落した。前日には5億ドルの債券発行を撤回し、北部イングランドの国立公園でのプロジェクトを延期し50%を超えて値下がりしていた。 FRBは18日の会合で、米中貿易摩擦による景気への影響を和らげるため今年2回目の利下げを決めるとみられている。CMCマーケッツのアナリスト、デービッド・マデン氏は「雰囲気は慎重な楽観論だ。FRBは利下げする方向だが、米経済は良好で先行きは期待ほどハト派的ではないかもしれない」と述べた。[18日 ロイター]
欧州市場
ほぼ横ばいで取引を終えた。不動産や公益事業といったディフェンシブ株が買われた一方で、高級品銘柄が売られた。米金融政策決定への警戒感も強かった。 米連邦準備理事会(FRB)が利下げを決めるとみられるが、投資家はフォワードガイダンスに注目している。米経済指標が改善しており、FRB内の見解が分かれているためだ。キャピタル・エコノミクスの市場エコノミスト、シモーナ・ガンバリーニ氏は「今日利下げし、12月にもう1回利下げして打ち止めだと考えている」と話した。[19日 ロイター]
PERから見る日経平均株価の適切な水準は?
PERとは株価収益率を表します。
私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。
その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。
実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。
次に、PERはEPSとセットで考えます。
EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。
株価=EPS×PERです。
昨日の日経平均株価のPERとEPSは
- PER: 12.49002423 倍
- EPS: 1,758.26 円
でした。
EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。
それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。
さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。
- PER13倍: 22857.38 円 →上値メド
- PER12倍: 21099.12 円 →妥当な水準の中心
- PER11倍: 19340.86 円 →下値メド
ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?
25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。
このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。
9/18を含め25日間の日経平均株価の終値は
- 2019/9/18 21,960.71
- 2019/9/17 22,001.32
- 2019/9/13 21,988.29
- 2019/9/12 21,759.61
- 2019/9/11 21,597.76
- 2019/9/10 21,392.10
- 2019/9/9 21,318.42
- 2019/9/6 21,199.57
- 2019/9/5 21,085.94
- 2019/9/4 20,649.14
- 2019/9/3 20,625.16
- 2019/9/2 20,620.19
- 2019/8/30 20,704.37
- 2019/8/29 20,460.93
- 2019/8/28 20,479.42
- 2019/8/27 20,456.08
- 2019/8/26 20,261.04
- 2019/8/23 20,710.91
- 2019/8/22 20,628.01
- 2019/8/21 20,618.57
- 2019/8/20 20,677.22
- 2019/8/19 20,563.16
- 2019/8/16 20,418.81
- 2019/8/15 20,405.65
- 2019/8/14 20,655.13
- 2019/8/13 20,455.44
- 2019/8/9 20,684.82
です。
ここから25SMAと標準偏差を求めます。
- 25SMA: 20,929.50 円
- σ: 543.54 円
以上を用いて-3σ~+3σを求めます。
25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。
- +3σ : 22560.12 円
- +2σ : 22016.58 円
- +1σ : 21473.04 円
- 25SMA : 20,929.50 円
- -1σ : 20385.96 円
- -2σ : 19842.42 円
- -3σ : 19298.88 円
ボリンジャーバンド水準で見ると9/18は+2σ:22017円の下で終値をつけています。
9/18のナイトセッションでは21910円のため+2σの下にいます。
まとめ
- 22857.38 円 :PER水準で見た場合→PER13倍
- 22560 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
- 22017 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
- 21473 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
- 21099 円 :PER水準で見た場合→PER12倍
- 20930 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
- 20386 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ
- 19842 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ
- 19299 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ
- 19341 円 :PER水準で見た場合→PER11倍
米中対立が再び激化すればPER11倍を割り込む可能性すらあります。
世界が穏やかになればPER12倍まで戻す可能性があります。
ボリンジャーバンドの節目は一時的な折り返しの目安になります。
PERの節目は折り返しの目安として使用します。
相場の予測はできません。
しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。
異常な安値はいずれ修正され上がります。
異常な高値はいずれ修正され下がります。
この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。
そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。
参考書籍
ゾーン 相場心理学入門 (ウィザードブックシリーズ) [ マーク・ダグラス ]
※本ブログは筆者が学んだ相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。