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サラリーマンの筋太郎です。
今回も日経平均株価の相場分析です。
昨日の日経平均株価はほぼ横ばい21,754.27円で取引を終えました。
米中協議の一安心でやっと買いに回りましたが、1日限りでした。
ここで何か悪いサプライズがあれば大きく下げることがあることを忘れずに。
日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近はやや下落の21680円で引けています。
昨晩の欧米市場は?
米国市場
米国株式市場は小幅高。米通商代表部(USTR)が1日、欧州連合(EU)に対する追加関税の対象規模拡大を検討していると発表したことが冷や水となりました。[2日 ロイター]
欧州株式市場
ロンドン株式市場
続伸して取引を終えました。2018年8月末以来、10カ月超ぶりの高値をつけました。ポンド安に伴い国際的な銘柄が買われました。6月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)が10年超ぶりの低水準に落ち込んだことを受け、ポンドが下落しました。 また、英中銀イングランド銀行(BOE)のカーニー総裁は、世界的な貿易摩擦や英国の合意なき欧州連合(EU)離脱のリスクを指摘し、近いうちに政策対応が必要となる可能性があると述べました。緩和的な発言と捉えられ、これもポンドの押し下げ要因となりました。
欧州株式市場
続伸して取引を終えました。食品・飲料や公益事業株が買われました。トランプ米政権が1日、欧州連合(EU)への発動を検討している追加関税の対象規模を40億ドル分上乗せすると発表しましたが、織り込み済みの材料と捉えられ、相場に大きな影響はありませんでした。[2日 ロイター]
PERから見る日経平均株価の適切な水準は?
PERとは株価収益率を表します。
私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。
その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。
実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されています。
次に、PERはEPSとセットで考えます。
EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。
株価=EPS×PERです。
昨日の日経平均株価のPERはとEPSは
- PER: 12.19 倍
- EPS: 1,784.60 円
でした。
EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。
それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。
さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。
- PER13倍: 23199.8 円 →上値メド
- PER12倍: 21415.2 円 →妥当な水準の中心
- PER11倍: 19630.6 円 →下値メド
ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?
25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。
このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。
7/2を含め25日間の日経平均株価の終値は
- 2019/7/2 21,754.27
- 2019/7/1 21,729.97
- 2019/6/28 21,275.92
- 2019/6/27 21,338.17
- 2019/6/26 21,086.59
- 2019/6/25 21,193.81
- 2019/6/24 21,285.99
- 2019/6/21 21,258.64
- 2019/6/20 21,462.86
- 2019/6/19 21,333.87
- 2019/6/18 20,972.71
- 2019/6/17 21,124.00
- 2019/6/14 21,116.89
- 2019/6/13 21,032.00
- 2019/6/12 21,129.72
- 2019/6/11 21,204.28
- 2019/6/10 21,134.42
- 2019/6/7 20,884.71
- 2019/6/6 20,774.04
- 2019/6/5 20,776.10
- 2019/6/4 20,408.54
- 2019/6/3 20,410.88
- 2019/5/31 20,601.19
- 2019/5/30 20942.53
- 2019/5/29 21003.37
です。
ここから25SMAと標準偏差を求めます。
- 25SMA 21,089.42 円
- σ 328.21 円
以上を用いて-3σ~+3σを求めます。
25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。
- +3σ : 22074.04 円
- +2σ : 21745.83 円
- +1σ : 21417.63 円
- 25SMA : 21,089.42 円
- -1σ : 20761.21 円
- -2σ : 20433 円
- -3σ : 20104.8 円
ボリンジャーバンド水準で見ると7/2は+2σ:21745円を超えて終値をつけています。
7/2のナイトセッションでは21660円のため+2σを割り込んで引けています。
まとめ
- 23200円:PER水準で見た場合→PER13倍
- 22074円:ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
- 21746円:ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
- 21417円:ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
- 21415円:ボリンジャーバンドで見た場合→PER12倍
相場の予測はできません。
しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。
異常な安値はいずれ修正され上がります。
異常な高値はいずれ修正され下がります。
この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。
そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。
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