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サラリーマンの筋太郎です。
今回も日経平均株価の相場分析です。
昨日の日経平均株価は続伸して21,462.86円で取引を終えました。
日経225先物ナイトセッションでも日経225先物期近はほぼ横ばいの21430円で引けています。
米国市場はFOMCの利下げ示唆を受けて続伸しました。
続伸要因の一つにG20での米中会談決定による期待があったようです。
大阪開催のG20は6月28日です。
来週はG20の結果待ちで値動きが鈍くなる可能性が高いです。
昨晩の欧米市場は?
米国市場
米国株式市場は続伸し、S&P総合500種が終値ベースで最高値を更新しました。米中貿易戦争による米経済成長の腰折れを防ぐために、連邦準備理事会(FRB)が来月にも利下げに踏み切るとの観測が押し上げ要因となりました。[20日 ロイターより]
欧州株式市場
欧州株式市場は上昇して取引を終えました。イングランド銀行(英中央銀行)と米連邦準備理事会(FRB)がハト派的な姿勢を示唆したことが相場を押し上げました。米中通商協議再開への期待もリスク志向が高まる要因でした。
英中銀はFRBとは対照的に、利下げではなく利上げを示唆してきましたが、この日は第2・四半期の経済成長率見通しをゼロまで下方改定しました。近いうちに利上げすることはないとの安心感に繋がりました。
ハーグリーブス・ランズダウンのアナリスト、レイス・カラフ氏は「不安定な景気やEU離脱を巡る先行き不透明感を踏まえ、英中銀は利上げで事を荒立てる意向はなかった。FRBも世界経済の下振れリスクが高まっているとの見方で、今ではよりハト派的な姿勢を示している。英中銀の次の動きが利下げとなる可能性を排除しない方が良い」と述べました。[20日 ロイターより]
PERから見る日経平均株価の適切な水準は?
PERとは株価収益率を表します。
私はいつもPERの水準で判断しています。
その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。
実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されています。
次に、PERはEPSとセットで考えます。
EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。
株価=EPS×PERです。
昨日の日経平均株価のPERは12.01倍、EPSは1,787.08円でした。
EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。
それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。
さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。
- PER13倍: 23232.04 円 →上値メド
- PER12倍: 21444.96 円 →妥当な水準の中心
- PER11倍: 19657.88 円 →下値メド
ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?
25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。
このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。
6/20を含め25日間の日経平均株価の終値は
- 2019/6/20 21,462.86
- 2019/6/19 21,333.87
- 2019/6/18 20,972.71
- 2019/6/17 21,124.00
- 2019/6/14 21,116.89
- 2019/6/13 21,032.00
- 2019/6/12 21,129.72
- 2019/6/11 21,204.28
- 2019/6/10 21,134.42
- 2019/6/7 20,884.71
- 2019/6/6 20,774.04
- 2019/6/5 20,776.10
- 2019/6/4 20,408.54
- 2019/6/3 20,410.88
- 2019/5/31 20,601.19
- 2019/5/30 20942.53
- 2019/5/29 21003.37
- 2019/5/28 21260.14
- 2019/5/27 21182.58
- 2019/5/24 21117.22
- 2019/5/23 21151.14
- 2019/5/22 21283.37
- 2019/5/21 21272.45
- 2019/5/20 21301.73
- 2019/5/17 21250.09
です。
ここから25SMAと標準偏差を求めます。
- 25SMA 21,045.23 円
- σ 268.43 円
以上を用いて-3σ~+3σを求めます。
25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。
- +3σ : 21850.54 円
- +2σ : 21582.1 円
- +1σ : 21313.67 円
- 25SMA : 21045.23 円
- -1σ : 20776.8 円
- -2σ : 20508.36 円
- -3σ : 20239.93 円
ボリンジャーバンド水準で見ると6/20は+1σ:21313.67円を超えて終値をつけています。
6/21のナイトセッションでも21430円付近で引けています。
6/21はPER12倍:21444.96円を超えて上昇するか、それとも折り返すかに注目です。
もちろん、G20の米中協議の結果を待っているため、6月末までは動きは限定的になるでしょう。
まとめ
- FOMC利下げ示唆とG20の米中協議期待で株価上昇
- 今月末のG20の米中協議に注目!?
- 21582円:ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
- 21445円:PER水準で見た場合→PER12倍
- 21314円:ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
相場の予測はできません。
しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。
異常な安値はいずれ修正され上がります。
異常な高値はいずれ修正され下がります。
この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。
そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。
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