【2019.7.4】本日は上昇?【初心者向け】


本ブログをお読みいただきありがとうございます。

サラリーマンの筋太郎です。

今回も日経平均株価の相場分析です。

昨日の日経平均株価は利益確定に押され21638.16円で取引を終えました。

米国がファーウェイへの制裁の緩和を示したことで米国市場は上昇しました。

毎日繰り返しですが、ここで何か悪いサプライズがあれば大きく下げることがあることを忘れずに。

日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は上昇して21720円で引けています。

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昨晩の欧米市場は?

米国市場

 米国株式市場は上昇。

 米商務省は3日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への輸出許可に関し、「最も厳格な安全保障審査」を行った上で判断するとの見解を示しました。 商務省はロイターへの電子メールで、輸出管理規則に基づく禁輸措置対象リスト(エンティティー・リスト)に掲載された企業への輸出は「原則として不許可(presumption of denial)」との基準を適用するとしました。

 ファーウェイは今年5月、禁輸措置対象リストに追加されましたが、トランプ大統領は先月29日、ファーウェイに対する制裁を緩和すると発表。具体的にどのような形で制裁が緩和されるのかを巡り混乱が生じています。

 こうした中、商務省内では1日、ファーウェイを引き続き禁輸対象企業として扱うよう指示する通達が出回りました。ロイターが入手した電子メールによると、商務省産業安全保障局(BIS)のジョン・ソンダーマン輸出執行局副局長は職員に対し、国内企業からファーウェイへの輸出認可を求める申請があった場合、是々非々で判断し「この企業は禁輸リストに掲載されている」との警告文を付すよう指示。さらに禁輸リストと「原則不許可」の基準に沿って判断すべきだとしました。

 商務省の報道官は3日、各企業には審査が終わり次第、輸出許可に関する決定を通知するとしました。

 ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)は2日、ファーウェイについて、安全保障に影響しない「ローテク製品」の輸出を認めるとの方針を示しました。[ワシントン 3日 ロイター]

欧州株式市場

ロンドン株式市場

 続伸して取引を終えました。軟調な指標を受けポンドが下落し、輸出銘柄が買われた。FTSE100種は2018年8月下旬以来、約10カ月ぶりの高値を付けました。 イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は前日、世界的な貿易摩擦や英国の合意なき欧州連合(EU)離脱のリスクを指摘し、近いうちに政策対応が必要となる可能性があると述べました。発言を受け、ポンドが値を下げました。また、3日に発表された6月の英総合購買担当者景況指数(PMI)が16年半ば以来初めて好不況の分かれ目となる50を下回ったことで、ポンドは一段と値を下げました。 ポンド安の恩恵を受ける業種や、ディフェンシブ銘柄とされるヘルスケアや消費財、公益事業の株が主な相場の押し上げ要因となりました。[3日 ロイター]

欧州株式市場

 続伸して取引を終えました。欧州中央銀行(ECB)総裁に指名されたラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事が、緩和的な金融政策を維持するとの期待が相場を押し上げました。また、欧州委員会が、イタリアに対する制裁手続き入りを先送りしたことでイタリア株が買われました。[3日 ロイター]

PERから見る日経平均株価の適切な水準は?

PERとは株価収益率を表します。

私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。

その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。

実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されています。

次に、PERはEPSとセットで考えます。

EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。

株価=EPS×PERです。

昨日の日経平均株価のPERはとEPSは

  • PER: 12.10 倍
  • EPS: 1,788.28 円

でした。

EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。

それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。

さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。

  • PER13倍: 23247.64 円 →上値メド
  • PER12倍: 21459.36 円 →妥当な水準の中心
  • PER11倍: 19671.08 円 →下値メド

ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?

25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。

このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。

7/2を含め25日間の日経平均株価の終値は

  • 2019/7/3 21,638.16
  • 2019/7/2 21,754.27
  • 2019/7/1 21,729.97
  • 2019/6/28 21,275.92
  • 2019/6/27 21,338.17
  • 2019/6/26 21,086.59
  • 2019/6/25 21,193.81
  • 2019/6/24 21,285.99
  • 2019/6/21 21,258.64
  • 2019/6/20 21,462.86
  • 2019/6/19 21,333.87
  • 2019/6/18 20,972.71
  • 2019/6/17 21,124.00
  • 2019/6/14 21,116.89
  • 2019/6/13 21,032.00
  • 2019/6/12 21,129.72
  • 2019/6/11 21,204.28
  • 2019/6/10 21,134.42
  • 2019/6/7 20,884.71
  • 2019/6/6 20,774.04
  • 2019/6/5 20,776.10
  • 2019/6/4 20,408.54
  • 2019/6/3 20,410.88
  • 2019/5/31 20,601.19
  • 2019/5/30 20942.53

です。

ここから25SMAと標準偏差を求めます。

  • 25SMA 21,114.81 円
  • σ 344.71 円

以上を用いて-3σ~+3σを求めます。

25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。

  • +3σ : 22148.93 円
  • +2σ : 21804.23 円
  • +1σ : 21459.52 円
  • 25SMA : 21,114.81 円
  • -1σ : 20770.1 円
  • -2σ : 20425.39 円
  • -3σ : 20080.69 円

ボリンジャーバンド水準で見ると7/3は+2σ:21804円を超えて終値をつけています。

7/3のナイトセッションでは21720円のため+2σまで届かず引けています。

まとめ

  • 23248円:PER水準で見た場合→PER13倍
  • 22149円:ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
  • 21804円:ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
  • 21460円:ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
  • 21459円:ボリンジャーバンドで見た場合→PER12倍

相場の予測はできません。

しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。

異常な安値はいずれ修正され上がります。

異常な高値はいずれ修正され下がります。

この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。

そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。

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