【2019.8.26】パウエル議長が利下げ示唆!?どうなる日経平均株価【初心者向け】


本ブログをお読みいただきありがとうございます。

サラリーマンの筋太郎です。

今回も日経平均株価の相場分析です。

前営業日の日経平均株価は横這い。20710.91円で取引を終えました。

しかし、日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は大幅下落で20210円で引けています。


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昨晩の欧米市場は?

米国市場

 23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円73銭まで上昇したのち、105円26銭
まで下落して引けました。中国政府が対米報復関税を発表したことを受けて、トランプ政権は対中措置を一段と強化する意向を発表し、米中対立が激化。貿易摩擦が深刻化、長期化し、米国や世界経済が景気後退入りするとの警戒感が強まり、リスク回避の円買いが強まりました。また、パウエルFRB議長が追加利下げを示唆し米債利回り低下に伴うドル売りに拍車がかかりました。[ニューヨーク 23日 ロイター]

欧州株式市場

ロンドン市場

 続落して取引を終えました。トランプ米大統領が米企業に対し中国から事業を撤退するように「命じた」とツイッターに投稿したことで、石油や鉱業、金融株が売られました。中国が米国からの輸入品750億ドル分に対し、追加関税を課す報復措置を発表したことに対し、トランプ氏はツイッターで、米企業が「中国の代替先を即時に探し始めるべきだ」と投稿しました。[23日 ロイター]

欧州市場

 続落して取引を終えました。中国が米製品に追加関税を課すことに対し、トランプ米大統領が強硬姿勢を取り、市場心理が悪化した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言が方向性に欠けていたことも投資家の期待をくじきました。中国は米国から輸入する何千もの品目に9月1日から追加関税を課す意向を示し、市場を驚かせました。トランプ大統領は一連のツイッターの投稿で「素晴らしい米企業に対し、自国で事業展開し、米国で生産するなど、中国の代替先を即時に探し始めるよう命じる」としました。[23日 ロイター]

PERから見る日経平均株価の適切な水準は?

PERとは株価収益率を表します。

私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。

その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。

実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。

次に、PERはEPSとセットで考えます。

EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。

株価=EPS×PERです。

昨日の日経平均株価のPERはとEPSは

  • PER: 11.67002496 倍
  • EPS: 1,774.71 円

でした。

EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。

それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。

さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。

  • PER13倍: 23071.23 円 →上値メド
  • PER12倍: 21296.52 円 →妥当な水準の中心
  • PER11倍: 19521.81 円 →下値メド

ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?

25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。

このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。

8/23を含め25日間の日経平均株価の終値は

  • 2019/8/23 20,710.91
  • 2019/8/22 20,628.01
  • 2019/8/21 20,618.57
  • 2019/8/20 20,677.22
  • 2019/8/19 20,563.16
  • 2019/8/16 20,418.81
  • 2019/8/15 20,405.65
  • 2019/8/14 20,655.13
  • 2019/8/13 20,455.44
  • 2019/8/9 20,684.82
  • 2019/8/8 20,593.35
  • 2019/8/7 20,516.56
  • 2019/8/6 20,585.31
  • 2019/8/5 20,720.29
  • 2019/8/2 21,087.16
  • 2019/8/1 21,540.99
  • 2019/7/31 21,521.53
  • 2019/7/29 21,616.80
  • 2019/7/26 21,658.15
  • 2019/7/25 21,756.55
  • 2019/7/24 21,709.57
  • 2019/7/23 21,620.88
  • 2019/7/22 21,416.79
  • 2019/7/19 21,466.99
  • 2019/7/18 21,046.24

です。

ここから25SMAと標準偏差を求めます。

  • 25SMA 20,987.00 円
  • σ 479.77 円

以上を用いて-3σ~+3σを求めます。

25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。

  • +3σ : 22426.31 円
  • +2σ : 21946.54 円
  • +1σ : 21466.77 円
  • 25SMA : 20,987.00 円
  • -1σ : 20507.22 円
  • -2σ : 20027.45 円
  • -3σ : 19547.68 円

ボリンジャーバンド水準で見ると8/22は-1σ:20507円の上で終値をつけています。

8/26のナイトセッションでは20210円のため-2σと-1σの間にいます。

まとめ

  • 21297 円 :PER水準で見た場合→PER13倍
  • 22426 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
  • 21947 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
  • 21467 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
  • 21297 円 :PER水準で見た場合→PER12倍
  • 20987 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
  • 20507 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ
  • 20027 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ
  • 19548 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ
  • 19522 円 :PER水準で見た場合→PER11倍

FRBのパウエル議長がジャンクソンホールで利下げを示唆したことにより日経平均株価は大きく売られそうです。

また、米中対立が再び激化すればPER11倍を割り込む可能性すらあります。

世界が穏やかになればPER12倍まで戻す可能性があります。

ボリンジャーバンドの節目は一時的な折り返しの目安になります。

PERの節目は折り返しの目安として使用します。

相場の予測はできません。

しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。

異常な安値はいずれ修正され上がります。

異常な高値はいずれ修正され下がります。

この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。

そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。

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