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サラリーマンの筋太郎です。
今回も日経平均株価の相場分析です。
前営業日の日経平均株価は反落。20618.57円で取引を終えました。
しかし、日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は反発して20700円で引けています。
昨晩の欧米市場は?
米国市場
米国株式市場は上昇し、ダウ平均株価は240ドル値上がりして引けました。小売り企業の好決算に加え、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げが討議されたことが議事要旨から判明し、買いが優勢となりました。[ニューヨーク 21日 ロイター]
欧州株式市場
ロンドン市場
反発して取引を終えました。原油高に伴って石油株が買われたほか、ポンド安を受けて輸出関連株が上昇しました。英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルや英石油大手BPがFTSE100種総合株価指数を押し上げ、前日の下落を取り戻しました。中型株で構成するFTSE250種も上昇しました。[21日 ロイター]
欧州市場
反発して取引を終えました。イタリア株の反発が相場を引っぱりました。世界経済の減速に備えて、主要な中央銀行が金融緩和を具体的に示唆するとの見方も広がりました。イタリアの主要株価FTSE・MIB指数は、コンテ首相の辞任表明による政局混乱で下落した前日から反転し1.77%上昇しました。イタリア野党の民主党(PD)は与党左派「五つ星運動」と連立政権樹立を協議する用意があると述べました。INGのアナリストは「新たな連立による多数派は、総選挙に比べれば比較的ポジティブな結末だと考えられる」と述べました。[21日 ロイター]
PERから見る日経平均株価の適切な水準は?
PERとは株価収益率を表します。
私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。
その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。
実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。
次に、PERはEPSとセットで考えます。
EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。
株価=EPS×PERです。
昨日の日経平均株価のPERはとEPSは
- PER: 11.64003161 倍
- EPS: 1,771.35 円
でした。
EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。
それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。
さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。
- PER13倍: 23027.55 円 →上値メド
- PER12倍: 21256.2 円 →妥当な水準の中心
- PER11倍: 19484.85 円 →下値メド
ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?
25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。
このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。
8/21を含め25日間の日経平均株価の終値は
- 2019/8/21 20,618.57
- 2019/8/20 20,677.22
- 2019/8/19 20,563.16
- 2019/8/16 20,418.81
- 2019/8/15 20,405.65
- 2019/8/14 20,655.13
- 2019/8/13 20,455.44
- 2019/8/9 20,684.82
- 2019/8/8 20,593.35
- 2019/8/7 20,516.56
- 2019/8/6 20,585.31
- 2019/8/5 20,720.29
- 2019/8/2 21,087.16
- 2019/8/1 21,540.99
- 2019/7/31 21,521.53
- 2019/7/29 21,616.80
- 2019/7/26 21,658.15
- 2019/7/25 21,756.55
- 2019/7/24 21,709.57
- 2019/7/23 21,620.88
- 2019/7/22 21,416.79
- 2019/7/19 21,466.99
- 2019/7/18 21,046.24
- 2019/7/17 21,469.18
- 2019/7/16 21,535.25
です。
ここから25SMAと標準偏差を求めます。
- 25SMA 21,053.62 円
- σ 488.73 円
以上を用いて-3σ~+3σを求めます。
25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。
- +3σ : 22519.82 円
- +2σ : 22031.09 円
- +1σ : 21542.35 円
- 25SMA : 21,053.62 円
- -1σ : 20564.88 円
- -2σ : 20076.15 円
- -3σ : 19587.41 円
ボリンジャーバンド水準で見ると8/21は-1σ:20542円の上で終値をつけています。
8/22のナイトセッションでは20700円のため-1σと25SMAの間にいます。
まとめ
- 21256 円 :PER水準で見た場合→PER13倍
- 22520 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
- 22031 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
- 21542 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
- 21256 円 :PER水準で見た場合→PER12倍
- 21054 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
- 20565 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ
- 20076 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ
- 19587 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ
- 19485 円 :PER水準で見た場合→PER11倍
米中対立が再び激化すればPER11倍を割り込む可能性すらあります。
世界が穏やかになればPER12倍まで戻す可能性があります。
ボリンジャーバンドの節目は一時的な折り返しの目安になります。
PERの節目は折り返しの目安として使用します。
相場の予測はできません。
しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。
異常な安値はいずれ修正され上がります。
異常な高値はいずれ修正され下がります。
この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。
そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。
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