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サラリーマンの筋太郎です。
今回も日経平均株価の相場分析です。
前営業日の日経平均株価は横這い。20,418.81円で取引を終えました。
しかし、日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は上昇して20570円で引けています。
先週はお盆でしたが、日経平均株価は世界情勢に振り回されていました。
昨晩の欧米市場は?
米国市場
米国株式市場は大幅高で取引を終えました。債券上昇の一服に加え、ドイツの財政出動を巡る報道が株式市場への資金回帰につながりました。主要3株価指数は上昇したが、週間では3週連続で下落しました。米中貿易摩擦の激化や地政学的な緊張感、債券市場を発端とする景気減速懸念の高まりなどが市場を揺さぶりました。シュピーゲル誌は16日、ドイツの連立政権が、景気後退に陥った際に備え財政均衡ルールを撤廃し、新たな借り入れを行う用意を整えると報道。ドイツ経済が景気後退を回避するとの期待が広がり、世界的な景気減速懸念が後退しました。[ニューヨーク 16日 ロイター]
欧州株式市場
ロンドン市場
反発して取引を終えました。中国が発表した景気刺激策を好感。合意のないまま欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット)が避けられるとの楽観論も相場を後押ししました。中国政府が消費活性化のため、2019?20年に可処分所得を増やす計画を発表。アジアへのエクスポージャーが大きな金融機関を中心に、FTSE100種総合株価指数を押し上げました。ドイツが景気後退に備え、財政均衡ルールを撤廃して新たな借り入れを検討しているとの報道もあり、FTSE350種金融株指数は1.63%上昇。香港での抗議活動を嫌気し、下落していたが6日ぶりにプラスに転じました。[16日 ロイター]
欧州市場
反発して取引を終えました。ドイツによる景気刺激策への期待感が市場心理を明るくし、売り込まれてきた銀行株が買われました。ドイツの連立政権が、景気後退に陥った際に備えて財政均衡ルールを撤廃し、新たな借り入れを行う用意があるとシュピーゲル誌が報じました。米中貿易摩擦の影響で不況になるとの警戒感から低迷していたドイツのクセトラDAX指数は1.31%上昇。[16日 ロイター]
PERから見る日経平均株価の適切な水準は?
PERとは株価収益率を表します。
私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。
その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。
実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。
次に、PERはEPSとセットで考えます。
EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。
株価=EPS×PERです。
昨日の日経平均株価のPERはとEPSは
- PER: 11.56997637 倍
- EPS: 1,764.81 円
でした。
EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。
それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。
さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。
- PER13倍: 22942.53 円 →上値メド
- PER12倍: 21177.72 円 →妥当な水準の中心
- PER11倍: 19412.91 円 →下値メド
ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?
25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。
このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。
8/16を含め25日間の日経平均株価の終値は
- 2019/8/16 20,418.81
- 2019/8/15 20,405.65
- 2019/8/14 20,655.13
- 2019/8/13 20,455.44
- 2019/8/9 20,684.82
- 2019/8/8 20,593.35
- 2019/8/7 20,516.56
- 2019/8/6 20,585.31
- 2019/8/5 20,720.29
- 2019/8/2 21,087.16
- 2019/8/1 21,540.99
- 2019/7/31 21,521.53
- 2019/7/29 21,616.80
- 2019/7/26 21,658.15
- 2019/7/25 21,756.55
- 2019/7/24 21,709.57
- 2019/7/23 21,620.88
- 2019/7/22 21,416.79
- 2019/7/19 21,466.99
- 2019/7/18 21,046.24
- 2019/7/17 21,469.18
- 2019/7/16 21,535.25
- 2019/7/12 21,685.90
- 2019/7/11 21,643.53
- 2019/7/10 21,533.48
です。
ここから25SMAと標準偏差を求めます。
- 25SMA 21,173.77 円
- σ 490.60 円
以上を用いて-3σ~+3σを求めます。
25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。
- +3σ : 22645.57 円
- +2σ : 22154.97 円
- +1σ : 21664.37 円
- 25SMA : 21,173.77 円
- -1σ : 20683.18 円
- -2σ : 20192.58 円
- -3σ : 19701.98 円
ボリンジャーバンド水準で見ると8/15は-2σ:20192円の上で終値をつけています。
しかし、8/16のナイトセッションでは20570円のため-2σと-1σの間にいます。
まとめ
- 21178 円 :PER水準で見た場合→PER13倍
- 22646 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
- 22155 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
- 21664 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
- 21178 円 :PER水準で見た場合→PER12倍
- 21174 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
- 20683 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ
- 20570 円 :———–ナイト終値———–
- 20193 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ
- 19702 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ
- 19413 円 :PER水準で見た場合→PER11倍
米中対立が再び激化すればPER11倍を割り込む可能性すらあります。
世界が穏やかになればPER12倍まで戻す可能性があります。
ボリンジャーバンドの節目は一時的な折り返しの目安になります。
PERの節目は折り返しの目安として使用します。
相場の予測はできません。
しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。
異常な安値はいずれ修正され上がります。
異常な高値はいずれ修正され下がります。
この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。
そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。
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MT4とは何か?そのメリットは何か?始め方はどうするかについて以前の記事で説明していきます。
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参考書籍
ゾーン 相場心理学入門 (ウィザードブックシリーズ) [ マーク・ダグラス ]
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