【2019.8.16】下落と停滞を繰り返す日経平均株価。【初心者向け】


本ブログをお読みいただきありがとうございます。

サラリーマンの筋太郎です。

今回も日経平均株価の相場分析です。

前営業日の日経平均株価は下落。20405.65円で取引を終えました。

しかし、日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近はさらに下落して20320円で引けています。

ニューヨーク市場はやや反発。

今週はお盆ですが、日経平均株価は世界情勢に振り回されています。


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昨晩の欧米市場は?

米国市場

 米国株式市場は前日の急落から落ち着きを取り戻し、ダウとS&P総合500種はプラス圏で終了しました。朝方発表の7月の米小売統計が好調で、景気後退や米中貿易戦争を巡る懸念が払拭されました。[ニューヨーク 15日 ロイター]

欧州株式市場

ロンドン市場

 6カ月ぶりの安値に続落して取引を終ましえた。米国による3000億ドル規模の中国製品への追加関税計画に関して中国はこの日、報復措置も辞さない姿勢を示し、市場心理が悪化しました。中国の動きを受けFTSE350種鉱業株指数が1.98%低下し、1月以来の安値をつけました。貿易摩擦に伴う需要低迷が不安視されました。[15日 ロイター]

欧州市場

 続落して取引を終えました。中国が米国の対中制裁関税に対して対抗策を講じる姿勢を示したことで、貿易摩擦が世界経済に与える打撃に不安が高まりました。中国は米国が3000億ドル相当の中国製品に追加関税を課す計画に対抗措置を取る考えを明らかにしました。同時に妥結に向けて米国に歩み寄るように呼び掛けました。トランプ米大統領は米国の条件に基づいてのみ妥結すると主張しています。[15日 ロイター]

PERから見る日経平均株価の適切な水準は?

PERとは株価収益率を表します。

私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。

その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。

実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。

次に、PERはEPSとセットで考えます。

EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。

株価=EPS×PERです。

昨日の日経平均株価のPERはとEPSは

  • PER: 11.55001924 倍
  • EPS: 1,766.72 円

でした。

EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。

それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。

さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。

  • PER13倍: 22967.36 円 →上値メド
  • PER12倍: 21200.64 円 →妥当な水準の中心
  • PER11倍: 19433.92 円 →下値メド

ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?

25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。

このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。

8/15を含め25日間の日経平均株価の終値は

  • 2019/8/15 20,405.65
  • 2019/8/14 20,655.13
  • 2019/8/13 20,455.44
  • 2019/8/9 20,684.82
  • 2019/8/8 20,593.35
  • 2019/8/7 20,516.56
  • 2019/8/6 20,585.31
  • 2019/8/5 20,720.29
  • 2019/8/2 21,087.16
  • 2019/8/1 21,540.99
  • 2019/7/31 21,521.53
  • 2019/7/29 21,616.80
  • 2019/7/26 21,658.15
  • 2019/7/25 21,756.55
  • 2019/7/24 21,709.57
  • 2019/7/23 21,620.88
  • 2019/7/22 21,416.79
  • 2019/7/19 21,466.99
  • 2019/7/18 21,046.24
  • 2019/7/17 21,469.18
  • 2019/7/16 21,535.25
  • 2019/7/12 21,685.90
  • 2019/7/11 21,643.53
  • 2019/7/10 21,533.48
  • 2019/7/9 21,565.15

です。

ここから25SMAと標準偏差を求めます。

  • 25SMA 21,219.63 円
  • σ 471.08 円

以上を用いて-3σ~+3σを求めます。

25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。

  • +3σ : 22632.85 円
  • +2σ : 22161.78 円
  • +1σ : 21690.7 円
  • 25SMA : 21,219.63 円
  • -1σ : 20748.55 円
  • -2σ : 20277.48 円
  • -3σ : 19806.4 円

ボリンジャーバンド水準で見ると8/15は-2σ:20277円の上で終値をつけています。

しかし、8/16のナイトセッションでは20320円のため-2σを何とか維持しています。

まとめ

  • 21201 円 :PER水準で見た場合→PER13倍
  • 22633 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
  • 22162 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
  • 21691 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
  • 21220 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
  • 21200 円 :PER水準で見た場合→PER12倍
  • 20749 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ
  • 20277 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ
  • 19806 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ
  • 19434 円 :PER水準で見た場合→PER11倍

米中対立が再び激化すればPER11倍を割り込む可能性すらあります。

世界が穏やかになればPER12倍まで戻す可能性があります。

ボリンジャーバンドの節目は一時的な折り返しの目安になります。

PERの節目は折り返しの目安として使用します。

昨晩の米中対決の再燃を受けて本日の日経平均株価は下落します。

相場の予測はできません。

しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。

異常な安値はいずれ修正され上がります。

異常な高値はいずれ修正され下がります。

この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。

そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。

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