簡単初心者向け!アレとアレで妥当な日経平均株価を検証してみた

株価はどうやって値が決まるのでしょうか?
もちろん、買い手と売り手で決まります。
では、買い手と売り手は何を基準にしているのでしょうか?
テキトーに売買する人もいますが、そういう人は失敗するか飽きて退場します。
ですが、退場せずに生き残ってるトレーダーが多数存在します。
そして日本の株式市場にいるトレーダーの60パーセント以上は海外トレーダーです。
海外トレーダーの主たる売買判断の指標に株価収益率PERという指標があります。
株価収益率とは株価の状況を判断する指標の1つです。
株価を判断する情報として株価純資産倍率と共に重要視されます。
日本では頭字語をとった略称のPERと表記するのが一般的です。



そして、もうひとつがEPSです。
EPS(1株当たり利益)とは、1株あたりの利益額で収益性を見る指標です。
株式市場が企業を評価する指標の1つ。
株価とはPERとEPSの積です。
EPS、つまり企業の稼ぐ力が上がれば株価は上昇します。
決算収支が良いとEPSが上がり、株価が上昇します。
反対に企業の稼ぐ力が目減りしてしまえばEPSは下がり、株価も下がります。
日銀の金融緩和や政府の財政出動で株価が大きく上がるのは、EPSを押し上げる効果を織り込むからです。
株価をEPSで割り、PERの推移を見れば株価が割安か割高かがわかります。
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例えば、2017年1月から2019年1月にかけて日経平均株価は上昇しています。
一方でPERで見ると横ばいかやや下落気味です。
これは、日本全体の稼ぐ力、EPSが上昇したため株価を押し上げたが、2017年1月のPER水準で見ればまだまだ日経平均株価の上昇余地があることがわかります。
もちろん、現在は英国のEU離脱問題や米中貿易摩擦など世界情勢が穏やかではないため、株価の上値が抑えられていることも考慮する必要があります。



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