【2019.7.11】FRBのパウエル議長が利下げを示唆!?【初心者向け】


本ブログをお読みいただきありがとうございます。

サラリーマンの筋太郎です。

今回も日経平均株価の相場分析です。

昨日の日経平均株価は横這いの21533.48円で取引を終えました。

今週はSQ週なので注意が必要です。詳しくは【2019.6.12】日経平均株価はいつまで上がる?あのイベントに注意。【初心者向け】に書きましたので省略します。

日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は横這い21530円で引けています。

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昨晩の欧米市場は?

米国市場

 米国株式市場ではS&P500が上昇。取引時間中には一時、史上初の3000ポイント乗せとなりました。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長によるハト派的な発言を受けて、7月の利下げ期待が高まりました。[10日 ロイター]

欧州株式市場

ロンドン株式市場

 5営業日続落して取引を終えました。下落が続いた期間は1月以来の長さとなりました。ドル安に伴い輸出銘柄が売られました。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が議会証言で、貿易摩擦や軟調な世界経済が「引き続き米経済見通しの重しとなっている」と述べ、「適切に行動する」準備ができているとしました。発言を受け、FRBが今月、10年ぶりとなる利下げに踏み切るとの期待が再び高まりました。利下げ期待に伴いドルが下落し、金融大手HSBCやブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)、酒造大手のディアジオなど海外で収益を上げる国際的な銘柄が値を下げました。[10日 ロイター]

欧州株式市場

  4営業日続落して取引を終えました。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が貿易摩擦や世界経済の弱さを指摘し、利下げ期待が高まったものの、相場
の押し上げ効果は続きませんでした。 パウエル議長は、世界経済を巡る先行き不透明感が引き続き米経済見通しの重しになっていると述べ、景気拡大維持へ適切に行動するとしました。ハト派的な発言と捉えられ、相場を押し上げたましたが、その後再びマイナス圏に落ち込みました。

 CMCマーケッツのアナリスト、デービッド・マデン氏は「パウエル氏は、不透明感が続いていると警告したものの、今のところ金融政策の変更の可能性についてあまりヒントを出していない」と述べました。「一部のディーラーはパウエル氏の姿勢が明確になるまで動く気がない」といいます。[10日 ロイター]

PERから見る日経平均株価の適切な水準は?

PERとは株価収益率を表します。

私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。

その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。

実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されています。

次に、PERはEPSとセットで考えます。

EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。

株価=EPS×PERです。

昨日の日経平均株価のPERはとEPSは

  • PER: 12.07 倍
  • EPS: 1,784.05 円

でした。

EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。

それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。

さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。

  • PER13倍: 23192.65 円 →上値メド
  • PER12倍: 21408.6 円 →妥当な水準の中心
  • PER11倍: 19624.55 円 →下値メド

ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?

25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。

このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。

7/10を含め25日間の日経平均株価の終値は

  • 2019/7/10 21,533.48
  • 2019/7/9 21,565.15
  • 2019/7/8 21,534.35
  • 2019/7/5 21,746.38
  • 2019/7/4 21,702.45
  • 2019/7/3 21,638.16
  • 2019/7/2 21,754.27
  • 2019/7/1 21,729.97
  • 2019/6/28 21,275.92
  • 2019/6/27 21,338.17
  • 2019/6/26 21,086.59
  • 2019/6/25 21,193.81
  • 2019/6/24 21,285.99
  • 2019/6/21 21,258.64
  • 2019/6/20 21,462.86
  • 2019/6/19 21,333.87
  • 2019/6/18 20,972.71
  • 2019/6/17 21,124.00
  • 2019/6/14 21,116.89
  • 2019/6/13 21,032.00
  • 2019/6/12 21,129.72
  • 2019/6/11 21,204.28
  • 2019/6/10 21,134.42
  • 2019/6/7 20,884.71
  • 2019/6/6 20,774.04

です。

ここから25SMAと標準偏差を求めます。

  • 25SMA 21,312.51 円
  • σ 274.90 円

以上を用いて-3σ~+3σを求めます。

25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。

  • +3σ : 22137.2 円
  • +2σ : 21862.3 円
  • +1σ : 21587.41 円
  • 25SMA : 21,312.51 円
  • -1σ : 21037.62 円
  • -2σ : 20762.72 円
  • -3σ : 20487.83 円

ボリンジャーバンド水準で見ると7/10は+1σ:21587円の少し下で終値をつけています。

7/6のナイトセッションでは21530円のため+1σには届いてません。

まとめ

  • 23193円:PER水準で見た場合→PER13倍
  • 22137円:ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
  • 21862円:ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
  • 21587円:ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
  • 21409円:PER水準で見た場合→PER12倍

相場の予測はできません。

しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。

異常な安値はいずれ修正され上がります。

異常な高値はいずれ修正され下がります。

この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。

そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。

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