本ブログをお読みいただきありがとうございます。
サラリーマンの筋太郎です。
今回も日経平均株価の相場分析です。
先週末の日経平均株価は横ばいの21746.38円で取引を終えました。
国内も国外も不安要因があり様子見ムードです。
毎日繰り返しですが、ここで何か悪いサプライズがあれば大きく下げることがあることを忘れずに。
日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は下落して21650円で引けています。
昨晩の欧米市場は?
米国市場
米国株式市場は上昇。
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円07銭から108円64銭まで上昇し、108円47銭で引けました。この日発表された米国の6月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る22万人台に増加したことから、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測がやや後退、米10年債利回りが一時2.06%台まで急反発し、全体的にドル買いが広がりました。【株式会社フィスコ】
米国株式相場は下落。ダウ平均は43.88ドル安の26922.12、ナスダックは8.44ポイント安の8161.79で取引を終了した。6月雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比22.4万人増と予想を大きく上振れ、金融当局による利下げ期待が後退し、売りが先行。米長期金利の上昇で金融セクターに買いが広がり、下げ幅を縮小したものの、
利益確定の動きも散見され、小動きとなりました。セクター別では、銀行や電気通信サービスが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや家庭用品・パーソナル用品が下落しました。【株式会社フィスコ】
欧州株式市場
ロンドン株式市場
5日のロンドン外為市場では、ドル・円は107円99銭から108円16銭で推移しました。米国の6月雇用統計の発表を控え、ドル買いが優勢気味になりました。【株式会社フィスコ】
要人発言
トランプ米大統領
「利下げは景気を押し上げる」
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長
「金融当局は利上げを取り消すべき」
米FRB半期金融政策報告書
- 「今年前半の米経済は引き続き底堅いペースで推移」
- 「関税引き上げが圧迫し、最近の数カ月間で経済が弱まったもよう」
- 「景気拡大の維持に向け利下げを含め適切に行動する」
- 「労働市場は年初以降引き続き強まった」
- 「最近の物価上昇率の低迷は一時的な影響によるもの」
シェルトン米FRB理事候補
「金融当局者は金融市場を支えている支援を打ち切るべきではない」
カーニー英中銀総裁
「合意なきEU離脱は英国経済に大きなリスク」
PERから見る日経平均株価の適切な水準は?
PERとは株価収益率を表します。
私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。
その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。
実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されています。
次に、PERはEPSとセットで考えます。
EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。
株価=EPS×PERです。
昨日の日経平均株価のPERはとEPSは
- PER: 12.19 倍
- EPS: 1,783.95 円
でした。
EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。
それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。
さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。
- PER13倍: 23191.35 円 →上値メド
- PER12倍: 21407.4 円 →妥当な水準の中心
- PER11倍: 19623.45 円 →下値メド
ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?
25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。
このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。
7/6を含め25日間の日経平均株価の終値は
- 2019/7/5 21,746.38
- 2019/7/4 21,702.45
- 2019/7/3 21,638.16
- 2019/7/2 21,754.27
- 2019/7/1 21,729.97
- 2019/6/28 21,275.92
- 2019/6/27 21,338.17
- 2019/6/26 21,086.59
- 2019/6/25 21,193.81
- 2019/6/24 21,285.99
- 2019/6/21 21,258.64
- 2019/6/20 21,462.86
- 2019/6/19 21,333.87
- 2019/6/18 20,972.71
- 2019/6/17 21,124.00
- 2019/6/14 21,116.89
- 2019/6/13 21,032.00
- 2019/6/12 21,129.72
- 2019/6/11 21,204.28
- 2019/6/10 21,134.42
- 2019/6/7 20,884.71
- 2019/6/6 20,774.04
- 2019/6/5 20,776.10
- 2019/6/4 20,408.54
- 2019/6/3 20,410.88
です。
ここから25SMAと標準偏差を求めます。
- 25SMA 21,191.01 円
- σ 362.00 円
以上を用いて-3σ~+3σを求めます。
25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。
- +3σ : 22277.02 円
- +2σ : 21915.02 円
- +1σ : 21553.02 円
- 25SMA : 21,191.01 円
- -1σ : 20829.01 円
- -2σ : 20467.01 円
- -3σ : 20105.01 円
ボリンジャーバンド水準で見ると7/6は+2σ:21915円を超えて終値をつけています。
7/6のナイトセッションでは21650円のため+1σ付近で引けています。
まとめ
- 23191円:PER水準で見た場合→PER13倍
- 22277円:ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
- 21915円:ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
- 21553円:ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
- 21407円:PER水準で見た場合→PER12倍
相場の予測はできません。
しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。
異常な安値はいずれ修正され上がります。
異常な高値はいずれ修正され下がります。
この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。
そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。
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MT4とは何か?そのメリットは何か?始め方はどうするかについて以前の記事で説明していきます。
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