【2019.7.2】大きく上昇。今後も上がるなら折り返しメドはどこ?【初心者向け】


本ブログをお読みいただきありがとうございます。

サラリーマンの筋太郎です。

今回も日経平均株価の相場分析です。

昨日の日経平均株価は大幅続伸して21,729.97円で取引を終えました。

米中協議の一安心でやっと買いに回った形です。

もちろん何か悪いサプライズがあれば大きく下げることがあることを忘れずに。

日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近はやや下落の21660円で引けています。

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昨晩の欧米市場は?

米国市場

 米金融・債券市場では国債利回りが上昇、価格は値下がりしました。米中が通商協議の再開で合意したことを受け、国債などへの質への逃避買いが後退しました。ただ世界経済を巡る不安は根強く、一方的な売りとはなりませんでした。

 トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は29日の会談で、5月以降停止していた通商協議を再開することで合意しました。米国は第4弾の対中追加関税の発動をひとまず見送ることを決めました。

 DAダビッドソン(シアトル)の債券部バイスプレジデント、メアリー・アン・ハーレー氏は「通商問題を巡る緊張が和らいだことで相場は動いた。ただし協議再開の詳細は驚くほど少なく、協議は長期化する恐れがある。これは企業にとって良くない兆候だ」と指摘しました。[ニューヨーク 1日 ロイター]

欧州株式市場

ロンドン株式市場

 続伸して取引を終えました。米中貿易摩擦が和らいだことを受け市場心理が好転しました。トランプ米大統領は6月29日、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて中国の習近平国家主席と会談し、新たな追加関税の発動を見送るほか、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置を緩和する方針を表明しました。代わりに中国は米国産農産物の購入を拡大します。[1日 ロイター]

欧州株式市場

 続伸して取引を終えました。米中が通商協議の再開で合意したことで、通商政策に左右されやすいテクノロジー株を中心に広範な部門が値を上げました。STOXX欧州600種指数は2カ月近くぶりの高値を付けました。

 トランプ米大統領は、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて実施した中国の習近平国家主席との会談で、新たな追加関税の発動を見送るほか、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置を緩和する方針を表明しました。中国は米国産農産物の購入を拡大します。輸入を拡大する対象項目は明らかではないです。輸出銘柄が多いドイツのクセトラDAX指数は0.99%上昇し、他の市場をしのぐ値上がりでした。ファーウェイへの制裁緩和を受けSTOXX欧州600種テクノロジー株指数は1.92%上昇しました。

PERから見る日経平均株価の適切な水準は?

PERとは株価収益率を表します。

私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。

その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。

実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されています。

次に、PERはEPSとセットで考えます。

EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。

株価=EPS×PERです。

昨日の日経平均株価のPERはとEPSは

  • PER: 12.16 倍
  • EPS: 1,787.00 円

でした。

EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。

それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。

さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。

  • PER13倍: 23231 円 →上値メド
  • PER12倍: 21444 円 →妥当な水準の中心
  • PER11倍: 19657 円 →下値メド

ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?

25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。

このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。

7/1を含め25日間の日経平均株価の終値は

  • 2019/7/1 21,729.97
  • 2019/6/28 21,275.92
  • 2019/6/27 21,338.17
  • 2019/6/26 21,086.59
  • 2019/6/25 21,193.81
  • 2019/6/24 21,285.99
  • 2019/6/21 21,258.64
  • 2019/6/20 21,462.86
  • 2019/6/19 21,333.87
  • 2019/6/18 20,972.71
  • 2019/6/17 21,124.00
  • 2019/6/14 21,116.89
  • 2019/6/13 21,032.00
  • 2019/6/12 21,129.72
  • 2019/6/11 21,204.28
  • 2019/6/10 21,134.42
  • 2019/6/7 20,884.71
  • 2019/6/6 20,774.04
  • 2019/6/5 20,776.10
  • 2019/6/4 20,408.54
  • 2019/6/3 20,410.88
  • 2019/5/31 20,601.19
  • 2019/5/30 20942.53
  • 2019/5/29 21003.37
  • 2019/5/28 21260.14

です。

ここから25SMAと標準偏差を求めます。

  • 25SMA 21,069.65 円
  • σ 301.35 円

以上を用いて-3σ~+3σを求めます。

25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。

  • +3σ : 21973.71 円
  • +2σ : 21672.36 円
  • +1σ : 21371.01 円
  • 25SMA : 21,069.65 円
  • -1σ : 20768.3 円
  • -2σ : 20466.95 円
  • -3σ : 20165.59 円

ボリンジャーバンド水準で見ると7/1は+2σ:21672円を超えて終値をつけています。

7/1のナイトセッションでは21690円のため+2σを維持して引けています。

7/1は、先週までの停滞のエネルギーがたまっていた分だけ大きく上昇しました。

まとめ

  • G20の米中協議通過後の上昇は継続か!?それとも折り返し!?
  • 23231円:PER水準で見た場合→PER13倍
  • 21974円:ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
  • 21672円:ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
  • 21444円:ボリンジャーバンドで見た場合→PER12倍
  • 21371円:ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ

相場の予測はできません。

しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。

異常な安値はいずれ修正され上がります。

異常な高値はいずれ修正され下がります。

この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。

そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。

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