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サラリーマンの筋太郎です。
今回も日経平均株価の相場分析です。
昨日の日経平均株価は下落して21193.81円で取引を終えました。
また、市場は材料待ちの様子見ムードで売買高は膨らんでいません。
日経225先物ナイトセッションでも日経225先物期近はやや下落の21050円で引けています。
米国市場は下落してます。
やはり、6月28日G20大阪の結果待ちで値動きが鈍くなっています。
昨晩の欧米市場は?
米国市場
米国株式市場は、ハイテク株の売りが下げを主導する中、下落して取引を終えました。貿易を巡る懸念がくすぶり、一連の経済指標が失望を誘う中、様子見気分が強かったです。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日の講演で、FRBは「短期的な政治圧力から隔絶」していると表明し、トランプ大統領の利下げ要求をけん制しました。[ニューヨーク 25日 ロイター]
欧州株式市場
ロンドン株式市場
小幅続伸して取引を終えました。米国がイランへの経済制裁を強化したことや、米中首脳会談を控えていることで市場は神経質になっているものの、鉱業や石油株が買われて相場を下支えしました。チリの主要な鉱山でストライキが起きたことで、供給が逼迫するとの見方から銅が値を上げました。FTSE350種鉱業株指数は0.46%上昇しました。米原油在庫の統計発表を控え、石油株も買われました。
トランプ米大統領がイランの最高指導者ハメネイ師やその他高官に経済制裁を科すことを決めたことで中東の地政学的緊張感が高まりました。これを受け株価は大半の取引時間中マイナス圏で推移しました。
この日はポンドが下落しました。メイ首相の後任として最有力候補のジョンソン前外相が、欧州連合(EU)が協定を再交渉しないのであれば合意なき離脱を真剣に考えると述べました。[25日 ロイター]
欧州株式市場
3営業日続落して取引を終えました。米国とイランの緊張感が高まっていることや、米中首脳会談への不安が相場の重しとなっています。今週末開かれる米中通商協議を控えて相場は抑制されてきました。さらに、トランプ米大統領は24日、イランの最高指導者ハメネイ師やその他高官に経済制裁を科す大統領令に署名しました。
PERから見る日経平均株価の適切な水準は?
PERとは株価収益率を表します。
私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。
その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。
実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されています。
次に、PERはEPSとセットで考えます。
EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。
株価=EPS×PERです。
昨日の日経平均株価のPERはとEPSは
- PER: 11.89 倍
- EPS: 1,782.49 円
でした。
EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。
それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。
さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。
- PER13倍: 23172.37 円 →上値メド
- PER12倍: 21389.88 円 →妥当な水準の中心
- PER11倍: 19607.39 円 →下値メド
ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?
25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。
このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。
6/21を含め25日間の日経平均株価の終値は
- 2019/6/25 21,193.81
- 2019/6/24 21,285.99
- 2019/6/21 21,258.64
- 2019/6/20 21,462.86
- 2019/6/19 21,333.87
- 2019/6/18 20,972.71
- 2019/6/17 21,124.00
- 2019/6/14 21,116.89
- 2019/6/13 21,032.00
- 2019/6/12 21,129.72
- 2019/6/11 21,204.28
- 2019/6/10 21,134.42
- 2019/6/7 20,884.71
- 2019/6/6 20,774.04
- 2019/6/5 20,776.10
- 2019/6/4 20,408.54
- 2019/6/3 20,410.88
- 2019/5/31 20,601.19
- 2019/5/30 20942.53
- 2019/5/29 21003.37
- 2019/5/28 21260.14
- 2019/5/27 21182.58
- 2019/5/24 21117.22
- 2019/5/23 21151.14
- 2019/5/22 21283.37
です。
ここから25SMAと標準偏差を求めます。
- 25SMA 21,041.80 円
- σ 265.88 円
以上を用いて-3σ~+3σを求めます。
25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。
- +3σ : 21839.45 円
- +2σ : 21573.56 円
- +1σ : 21307.68 円
- 25SMA : 21041.8 円
- -1σ : 20775.92 円
- -2σ : 20510.04 円
- -3σ : 20244.15 円
ボリンジャーバンド水準で見ると6/25は+1σ:21307.68円まで届かずに終値をつけています。
6/26のナイトセッションでは21050円のため、25SMA:21041.8円を超えて引けています。
6/26は、G20の米中協議の結果を待っているため、6月末までは動きは限定的になるでしょう。
まとめ
- 今月末のG20の米中協議に注目!?
- 21390円:PER水準で見た場合→PER12倍
- 21308円:ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
- 21042円:ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
- 20776円:ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ
相場の予測はできません。
しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。
異常な安値はいずれ修正され上がります。
異常な高値はいずれ修正され下がります。
この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。
そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。
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