【2019.9.17】メジャーSQ通過後はどうなる?日経平均株価【初心者向け】


本ブログをお読みいただきありがとうございます。

サラリーマンの筋太郎です。

今回も日経平均株価の相場分析です。

前営業日の日経平均株価は上昇。21759.61円で取引を終えました。

日経225先物ナイトセッションでは日経225先物期近は微増で21880円で引けています。


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昨晩の欧米市場は?

米国市場

 まちまち。米中通商問題に進展の兆しが見られる中、ダウ工業株30種は8営業日続伸した。一方、アップルの下落に圧迫され、ナスダック総合とS&P総合500種は反落して取引を終えた。 週間では主要株価3指数はそろって3週連続で上昇。また、ダウの8日続伸は昨年5月以降で最長となる。アップルは1.9%安。ゴールドマン・サックスによる目標株価引き下げが嫌気された。[ニューヨーク 13日 ロイター]

欧州株式市場

ロンドン市場

 
続伸して取引を終えた。英国が合意のないまま欧州連合(EU)から離脱する事態を避けられるとの見方から、国内経済に左右される銘柄が買われた。 住宅建設のバラット・デベロップメンツは5.6%上昇した。英銀大手のロイズとロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、バークレイズは全て5%を超える値上がりだった。 英政権に閣外協力する北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)が、EU離脱後に一部のEU規則に従うことに合意したとの報道が流れた。また、ジョンソン首相がEU欧州委員会のユンケル委員長との翌週の会談に向けて準備を進める中で「合意できる協定案のたたき台はある」と発言した。英国が合意なしにEUを離脱した場合、国内の住宅価格が下落するとみられている。この日はFTSE350種住宅建設株指数が0.74%上昇し、7月末以来の高水準を付けた。[13日 ロイター]

欧州市場

 
続伸して取引を終えた。米中通商協議が進展している兆しから投資資金が景気循環株に移行しており、銀行や鉱業、自動車株が値上がりした。 STOXXユーロ圏銀行株指数は3.02%上昇した。欧州中央銀行(ECB)が前日、銀行を対象とした長期資金供給オペ(TLTRO)の条件を緩和することを決めたほか、利下げに伴い金利階層化を導入し、マイナス金利の深掘りが銀行に及ぼす影響を軽減する対策を打ったことが買い材料だった。週間ベースでは7.80%上昇し、2017年3月以来の大幅な値上がりだった。[13日 ロイター]

PERから見る日経平均株価の適切な水準は?

PERとは株価収益率を表します。

私はいつもPERの水準で判断しています。PERは株価が1株あたりの純利益の何倍かを示し、成長期待に応じて値が大きくなります。

その理由は、PERは海外投資家の主な判断基準だからです。

実際、日本市場の7割は海外投資家によって売買されているためPERの判断基準は相場に反映されています。

次に、PERはEPSとセットで考えます。

EPSとは、1株あたりの利益を金額で表したものです。

株価=EPS×PERです。

昨日の日経平均株価のPERとEPSは

  • PER: 12.50997918 倍
  • EPS: 1,757.66 円

でした。

EPSが横這いならば日本企業の稼ぐ力は変わっていないことを意味します。

それでも株価が上がった場合はPERが上昇しています。

さて、日経平均株価のPERから下記の基準が考えられます。

  • PER13倍: 22849.58 円 →上値メド
  • PER12倍: 21091.92 円 →妥当な水準の中心
  • PER11倍: 19334.26 円 →下値メド

ボリンジャーバンドから見る日経平均株価は?

25日単純移動平均線(以下、25SMA)を用いて、標準偏差σを求めます。

このσを平均線に足したもの、引いたものがボリンジャーバンドです。

9/13を含め25日間の日経平均株価の終値は

  • 2019/9/13 21,988.29
  • 2019/9/12 21,759.61
  • 2019/9/11 21,597.76
  • 2019/9/10 21,392.10
  • 2019/9/9 21,318.42
  • 2019/9/6 21,199.57
  • 2019/9/5 21,085.94
  • 2019/9/4 20,649.14
  • 2019/9/3 20,625.16
  • 2019/9/2 20,620.19
  • 2019/8/30 20,704.37
  • 2019/8/29 20,460.93
  • 2019/8/28 20,479.42
  • 2019/8/27 20,456.08
  • 2019/8/26 20,261.04
  • 2019/8/23 20,710.91
  • 2019/8/22 20,628.01
  • 2019/8/21 20,618.57
  • 2019/8/20 20,677.22
  • 2019/8/19 20,563.16
  • 2019/8/16 20,418.81
  • 2019/8/15 20,405.65
  • 2019/8/14 20,655.13
  • 2019/8/13 20,455.44
  • 2019/8/9 20,684.82
  • 2019/8/8 20,593.35
  • 2019/8/7 20,516.56

です。

ここから25SMAと標準偏差を求めます。

  • 25SMA: 20,816.63 円
  • σ: 453.42 円

以上を用いて-3σ~+3σを求めます。

25SMAに標準偏差の1倍~3倍の値を足したり引いたりするだけです。

  • +3σ : 22176.9 円
  • +2σ : 21723.48 円
  • +1σ : 21270.05 円
  • 25SMA : 20,816.63 円
  • -1σ : 20363.2 円
  • -2σ : 19909.78 円
  • -3σ : 19456.36 円

ボリンジャーバンド水準で見ると9/12は+2σ:21723円の上で終値をつけています。

9/13のナイトセッションでは21880円のため+2σの上にいます。

まとめ

  • 22849.58 円 :PER水準で見た場合→PER13倍
  • 22177 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+3σ
  • 21723 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+2σ
  • 21270 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→+1σ
  • 21092 円 :PER水準で見た場合→PER12倍
  • 20817 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→25SMA
  • 20363 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-1σ
  • 19910 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-2σ
  • 19456 円 :ボリンジャーバンドで見た場合→-3σ
  • 19334 円 :PER水準で見た場合→PER11倍

米中対立が再び激化すればPER11倍を割り込む可能性すらあります。

世界が穏やかになればPER12倍まで戻す可能性があります。

ボリンジャーバンドの節目は一時的な折り返しの目安になります。

PERの節目は折り返しの目安として使用します。

相場の予測はできません。

しかし、いつでも買いと売りが50%の確率で動くわけではありません。

異常な安値はいずれ修正され上がります。

異常な高値はいずれ修正され下がります。

この異常な水準を見極め、確率的に優位なポジションをとることで、長期的に利益が上がります。

そのため、このブログでは株価の予想ではなく現在がどの水準にあるかを常に考えます。

参考書籍

ゾーン 相場心理学入門 (ウィザードブックシリーズ) [ マーク・ダグラス ]


※本ブログは筆者が学んだ相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。